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テレビ広告の仕組みがわかるメディア

テレビ広告枠はどうやって購入するの…?費用は…?詳しく解説します。

テレビ広告を実施にあたり、実際の購入方法が気になる方もいるのではないでしょうか。この記事では「テレビ広告枠の購入方法」や「費用感」について解説します。

広告会社のAさん

この間はありがとう! ”テレビ広告とは” について教えてもらえて本当に勉強になったよ。

ゴリワクくん

それはよかった!今日はなにかお悩みかな?

広告会社のAさん

うん。実際に広告を流すとなったときに、どう買えばいいのかなと…1本何円とかで買えたりするのかな?あと実際の費用感も知りたくて!

ゴリワクくん

確かにそうだよね!もちろん1本単価でも購入できるんだけど、実はそれだけではないんだ。。

広告会社のAさん

難しそうな予感…

ゴリワクくん

心配ご無用!仕組みさえ理解できればカンタンだよ! これからわかりやすく説明していくね!

広告会社のAさん

うん!お願い!

1.テレビ広告枠の購入方法について


テレビ広告枠の購入方法(通称:バイイング)は大きく2通りに分けられます。

ーーーーーーーーーーーー
① GRP※1 購入
② 1本単価購入
ーーーーーーーーーーーー

※1:「Gross Rating Point(グロス・レイティング・ポイント)」の略語で一定期間に放送されたテレビCMの視聴率を合計したもので、広告を打つ際にどのくらい露出させるかを決める指標として使われている

① GRP購入について

この購入方法は、主に15秒・30秒の広告枠を購入する際に用いられる手法で、
GRP指標は、最も短い尺の15秒をベースとして作られています。

また、1GRPは「視聴率1%の番組に15秒CMを1本流したときの単位」と定義のことで、広告枠を購入する場合は希望するGRPの総量を放送局に依頼します。
もし100GRPを購入したい場合は、単純計算だと視聴率1%の番組に15秒CMを100本分
購入できることになります。

30秒の場合は、15秒の指標を2倍にした値になるので、もし100GRPを購入したい場合は、2%視聴率の番組に30秒CMを50本分 購入できる計算になります。
ただ、番組ごとに視聴率は異なるため、それによって購入できる枠数も変動します。

② 1本単価購入について

GRP購入に対して、1本単価で販売できる方法もあります。
主に、60秒以上(90秒/120秒/180秒/15分/29分)の尺が該当します。
放送局対して希望する本数を注文して購入できるため、計算も複雑でなく
カンタンに購入できるのが特徴です。

2.テレビ広告枠の料金設定


ここでも、GRP購入1本単価購入の2通りに沿って説明していきます。

GRP購入の場合

費用を算出する際に使うのが、パーコスト(CPR)です。
パーコストは「Cost Per Rating」の略語で、視聴率1%の値段のことを指します。
たとえば、パーコストが5,000円だったと仮定すると、先程の事例を用いると
100GRP購入するためには、以下の計算式になります。

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5,000円(パーコスト) ✕ 100GRP(希望するGRPの総量)= 500,000円
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

つまり、15秒の広告枠を100本購入する場合は合計金額が50万円となります。
ただ、このパーコストも条件によって料金が変動することがあり、
主に「広告を流す時間帯(通称:ゾーン)」と「放送局」が影響します。
ゾーンはパターンが決まっているものもあり、業界では「絵柄」と呼ばれています。
代表的なものが以下です。

そのほかにも、希望する時間帯をオーダーメードする購入方法や
絵柄をベースに、さまざまな時間帯の設定も可能となっています。

料金は希望するゾーンの面積が小さいほど料金は高くなり、
面積が大きいほど安くなるため、広告予算と想定ターゲットへのリーチを鑑みて
放映したい枠を決定することになります。
また、放送局によってもパーコストは異なり、その料金を決める要素として
規模感(その放映エリアにどのぐらい人口がいるか ≒ どれだけ影響力あるか)
よって変動します。都市部と地方を比べた際に、都市部はパーコスト数万円、
地方はパーコスト数千円で購入できるため、100GRP購入する場合は

合計費用が数十万〜数百万と幅広く変わってきます
(GRPの総量によっては数万円で購入できる場合もあります)。

1本単価購入の場合

単価で購入する場合もGRP購入と同様に、「ゾーン」「放送局」に加えて、
「放送尺」が料金に影響します。

例えば60秒枠が単価1万円だとすると、120秒の場合は費用約2倍に、180秒の場合は、約3倍の料金で販売されます。※2
また、15分や29分枠は「番組枠」と呼ばれており(15〜120秒は「CM枠」)、
主に通販番組(テレビショッピング)の用途で購入されることが多く、
放送尺が長い分在庫が限られるため、主に早朝・日中・深夜の狭い時間帯にしかなく、料金は高い順に日中→早朝→深夜となっています。※3

※2・※3:放送局によって変動あり

費用は、地方であれば60〜180秒枠で数万円、15〜29分枠の早朝・深夜帯は数万円、日中帯は数十万円で購入することが可能です(都市部の料金は数字桁が一つ増える)。

広告会社のAさん

丁寧に説明ありがとう。初めての知ることばかりで勉強になったよ!

ゴリワクくん

それはよかった!少しの予算でもテレビ広告は実施できるから、もし興味があったらチャレンジしてみよう!

広告会社のAさん

確かに。これまで数百万円ぐらいの費用感をイメージしていたから、驚きだったよ!これならすぐにでも始められそう!

ゴリワクくん

うんうん!困ったことがあったらいつでも相談してね!

3.まとめ


この記事では、テレビ出稿を考えている、企業、個人事業主様に向けて
「テレビ広告の購入」を切り口に、解説いたしました。

ここで重要なポイントをおさらいしておきましょう!


いかがでしたでしょうか?テレビ広告はまだまだ複雑でわかりにくいことが多い業界です。すこしでもこの記事を通して、テレビ広告に対しての知見を身につけていただき、皆様にとって「いつでも気軽にチャレンジできる媒体」にしていきたいと考えております。

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是非参考にしていただければ幸いです。

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